おいしいものが食べたい

26週で妊娠糖尿病の診断あり。日々気になったことや自分のためのメモを気ままに書いていくブログ。

血糖コントロールの仕組み

血糖コントロールの自分用メモ。

血糖値が上がる仕組み

①口から糖質を摂取
②小腸でブドウ糖に分解&吸収
③血液中に取り込まれる
④血中のブドウ糖濃度(=血糖値)が上がる

インスリンについて

インスリンの働きは
❌血糖値を下げる
⭕️ブドウ糖をエネルギーとして利用する

インスリンの分泌には基礎分泌と追加分泌がある。
基礎分泌は24時間分泌されているもの。
追加分泌は④(=食べた後)血中にブドウ糖が来ると分泌されるもの。

この基礎分泌+追加分泌のインスリンの働きで、最初に肝臓でブドウ糖が蓄えられ、残りが筋肉や脂肪などの細胞に取り込まれる。結果、血中のブドウ糖濃度が下がる。

1型糖尿病インスリン欠乏症)の人がインスリンを打たなければいけないのは、「インスリンが不足していることでブドウ糖をエネルギーとして利用することができないから」。コロナ禍で1型糖尿病の自宅療養中だった方が、食事ができないほど衰弱していたときに自己判断でインスリン自己注射を中止していた。これはいけないことで、1型糖尿病の場合はインスリンを打たなければエネルギーとして糖を活用できず余計に衰弱してしまう。

2型糖尿病では、筋肉や肝臓でインスリンが働きにくくなったり(インスリン抵抗性)、インスリンの分泌が少なくなった(インスリン分泌不足)ために、細胞内にブドウ糖を取り込むことができず、血糖値が上がる。
膵臓

高血糖状態が続くと、膵臓が障害されてインスリン分泌が悪くなる「高血糖による毒性」という悪循環が生じる。この場合はインスリン注射が必要。膵臓の機能が回復してインスリン注射をせずとも血糖コントロールができるようになれば注射は中止になる。

ちなみにインスリンが大量に分泌されると、
・だるい
・眠い
・細胞が増える(がんの人とか注意)
・記憶力が衰える(「アミロイドベータ」というアルツハイマー認知症の原因とも言われる物質が蓄積するらしい)

血糖値スパイク

膵臓老化肥満などインスリンを分泌する能力が衰える
分泌量が減る or 分泌するタイミングが遅くなる
→細胞がブドウ糖を取り込むことができず、血糖値が急激に上がる
(→さらにその急上昇した血糖値を抑えるために、後からインスリンが大量に出る)
(→血糖値が急激に下がる)

血糖値の乱降下は血管を傷つける。

通常の健診では発見されないケースを「隠れ糖尿病」という。
健診の数値が正常な人であっても血糖値スパイクが起きている可能性はある。
日本の糖尿病患者は(予備軍含め)約2000万人≒6人に1人。
早い段階から予防に取り組むことが大切。

血糖値スパイクを防ぐには

要は小腸からの糖質の吸収をゆっくりにするのが重要。
・ゆっくりよく噛んで食べる
・ベジファースト(食物繊維を先に摂取する)
・肉や魚を糖質より先に食べる(インクレチンというホルモンが反応して放出されることで、胃腸の働きがゆっくりになるらしい)
・欠食しない(次の食事で急激に血糖値が上がる原因になる)
・炭水化物オンリーの食事をやめる
・低GI値食品を選択する
・食後1~2時間後に運動を行なう
筋トレをする

筋トレ1〜2分してからウォーキングするのがいいらしい。
あとやはり痩せ型の人にも筋トレはお勧めらしい。


▼参考サイト
インスリンと血糖コントロール | かくれ血糖.jp 〜糖尿病の血糖管理は点から線へ。いい明日が見えてくる〜
www.diabetes.co.jp
食後に注意!血糖値スパイクとは?原因と予防を初心者でもわかるよう解説 | H2株式会社