おいしいものが食べたい

26週で妊娠糖尿病の診断あり。日々気になったことや自分のためのメモを気ままに書いていくブログ。

【妊娠糖尿病】出産レポ

ご挨拶

ブログはご無沙汰しておりました。
大分経ってしまいましたが、無事出産したので出産レポをまとめていた下書きを改めて投稿しようと思います。
長いな…(笑)

私の場合、妊娠糖尿病があるため、出産は三次救急の総合病院で行いました。助産師さん曰く、当院で産む症例としては軽度すぎる妊娠糖尿病なのだそう(※私もそう思う)なので産むまでは「やっぱりここに来る必要なかったな…」と若干不貞腐れてました。

しかし、退院時には「この総合病院で産んでよかった」と思うことになりました。
妊娠糖尿病の母体から産まれた赤ちゃんは、時として外界に適応するのが遅くなることがあるそうです。私の子もその例だったようで、結果出産翌日から8日間ほどGCUに入院となりました。迅速に対処して頂けたことに感謝しかありませんし、この病院で産んで良かったと思いました。

話を戻します。
この規模の病院で産むレベルの妊娠糖尿病は、食前にインスリン30単位打つくらいのレベルの人なのだそう。
対して私は夕前インスリン(レベミル)5単位のみ。
出産までこのままでいけるかと思いきや、
三次救急故か経過観察は慎重で、

出産前日に
インスリン
ノボラピット毎食前2単位+レベミル2単位朝前と就前
に増えました。

増やした当日は誰も翌日出産日になるかわからなかったので仕方ないといえば仕方ないですが、分娩誘発を2回行っていた後だったので 今更感 がとても強かったです。もちろんお会計ではきっちり点数取られました。


【分娩誘発について】

正期産は37週0日〜41週6日。
ですが、妊娠糖尿病をはじめとした合併症がある場合は、40週を過ぎて胎盤の機能が低下する胎盤機能不全症候群のリスクが上がるそうです。
そのため、37週を過ぎた段階で入院し、予定日前に出産することを目標として分娩誘発を行うとのことでした。

ただこの病院、入院中はとても対応が丁寧なのですが、反して外来は超雑(スピード勝負だから?)で、その分娩誘発をやるために早めに入院をする、という説明を外来で受けることはありませんでした。

外来で聞いた妊娠糖尿病で37週から入院する理由は、
①血糖コントロール
②子宮内胎児死亡リスクがあるため毎日NSTをする
というものでした。

ちなみに外来初診と2回目で「何故37週から入院するのか」と問うた答えがそれだった上、どちらの回の先生も理由を述べるのにまごついていました。なので、完全に「何も考えずルーチンで入院させようとしてるんだな」としか思えませんでした。

2回目の時、馬鹿正直に「ベッド埋めるために入院させるのか?」っと聞いて否定はされましたが(笑)あまりにイラついたので…(小声)

37週で入院するのは早すぎる!
血糖コントロールは概ねできているじゃないか!
というか管理入院お金かかるやんけ!
食事を検索した限りだと絶対血糖コントロールも悪化する!

という持論を以って、2回目の外来でごねて入院を38週半ばからに延ばしてもらいました。結局産まれたのは予定日2日前だったので、遅くしてもらって心底良かったと思っています。


【分娩誘発をするにあたり】

⭐︎オキシトシンチャレンジテスト
OCTと略します。
まず胎児が経膣分娩に耐えられるかテストをしました。

・6/7 誘発1回目 バルーン40ml挿入。
約3時間後、トイレで💩とともにバルーン自然落下。
子宮口ギリ1㎝→3㎝まで開いたけど、出口はまだまだ奥の方で産まれなさそうと。

・6/8 誘発2回目 バルーン100ml挿入。夕方抜去。
子宮口3㎝→5㎝へ。赤ちゃんの高さは−2。

・6/9 誘発はお休み。
散歩、スクワット、おっぱいマッサージ、腰回しなどして過ごす。

・6/10 誘発3回目 経時記録
6:00 起床
6:30 VS測定胎児心拍確認
7:00 あつ森タイム
8:00 朝食
8:30 トイレ&歯磨き後、LDRへ移動
9:00 NST開始
10:00 末梢静脈ライン20G留置
10:20 担当医師多忙のため来ず。助産師と一緒に散歩
11:00 診察。子宮口4㎝。子宮の入り口の柔らかさ?40%、赤ちゃんの高さ−1。膣にメトロ挿入(100ml)
11:30足湯
12:07 アトニン(陣痛促進剤)12ml/h投与開始、昼食
12:37 アトニン24ml/hへ増量
13:10 アトニン36ml/hへ増量、トイレ①
14:10 アトニン48ml/hへ増量、バランスボール
14:30 アトニン60ml/hへ増量、トイレ②
15:45 破水、直後よりエグい陣痛が襲来、泣き叫ぶ(笑)
17:15 子宮口全開大、分娩室へ移動
17:25 出産。いきみ3,4回くらいで出た😂
17:30 胎盤摘出
17:40 診察、会陰裂傷(第二度)縫合
17:44 夫に電話
18:00 母に電話
18:15 私の清拭、着替え
18:30 LDRへ移動
18:40 夕飯、母子同室。赤ちゃん横目に夕飯完食。
19:25 産後2時間経過。赤ちゃん退室。産後の予定確認。
20:00 トイレ。自尿しっかりあり
20:10 自室へ帰室
20:15 実家家族、夫へ改めて連絡。
21:00 日記書いて消灯

分娩時の詳細

(以下の記録は分娩後まもなく書いたものなので、今現在あえて付け足すことはせず残します)

・6/10 誘発3回目 バルーン100ml挿入。
破水前は全然我慢できるくらいの痛みで、その日の担当助産師さんと一緒に散歩、足湯、スクワット、バランスボールと一通りやっても「陣痛来ないですねえ」なんて言って割とのほほんとしてた。

16:00まで誘発かけましょうと先生に言われていて、
15:30ベッドに戻り横になって休んでいたところ、
15:45に破水。でも最初は破水だとわからなかった。

何の予兆もなく、いきなり「ブブッ、パン!」と何かが弾けた感じと鋭い痛みがあって、直後に膣から何かが流れ出る感じがした。

よりによって担当助産師さんが不在の時&ナースコールセットし忘れてた時で、自力でナースコール押して破水した疑惑を報告。

その直後より、今までになかった強烈な子宮収縮(陣痛だという認識すらなかった)に襲われた。若干パニック。いきみ逃しをしながらひたすら耐える。💩とおしっこしたい感覚がすごいのも辛かった。
今回入院してたからいいものの、もし自宅で破水した直後にこの陣痛が来られたら動くの物凄くハードモードだなと思った。ガチで。

医師が到着して診察。
子宮口6㎝、高さ±1?エコー上、臍帯脱出なし。羊水混濁なし。感染兆候なし。
主治医より、このまま促進剤使って今日産みましょうと伝えられる。この時点で点滴漏れてる疑惑あった(笑)が、結局産むまでそのままだった(笑)

今日の担当助産師さんは3年目で、やはりまだ不慣れなところがあったようで、ベテラン助産師さんが次々来てくれて諸々介助してくれた。
医師の診察介助、3年目の人にリーダーに報告すべきことの確認、点滴の切替の指摘(メイン止めて促進剤だけいくようにしたっぽい)、医師への速度変更の指示確認、産褥パット当てたり下着をT字帯に変えたり、など。

立ち合い不可のため助産師さんの誰かがほぼ常に1人ついててくれてた。
助産師さんは陣痛の波が来るたびに呼吸法の声かけをしてくれたので、それに倣う形でなんとかいきみ逃ししてた。
目をしっかり開けて、
「フーーーッ、ウン!スゥーッ」(長く息吐く)
をひたすら繰り返して耐えた。誰も怒らず苛立った声も出さず、ひたすら根気よく声掛けしてくれたし呼吸を褒めてくれたのでなんとか頑張れた。

いきみ逃しの時、私は肛門の方より膣の方を押さえてもらうほうが楽だった。
あと陣痛の合間、腰回りをマッサージされるより、触れられないか、背中をマッサージしてもらった方が楽だった。
遠慮なく注文してねと言われたので、本能のままに遠慮なく注文つけてた(笑)

やっぱり一番辛かったのはいきみ逃しの時間かも。
「永遠じゃない!いつか終わる!いつか終わる!」
と内心唱えつつ、めっちゃ情けない声出したし「イタァーーーーッッ!?!」って泣き叫んだ😭
陣痛の合間に気を失うように少し寝てはまた陣痛がきていきみ逃しをすることを繰り返した。汗だく。

あと明らかに💩のような👶のようなのが降りてきてて、でもいきめなくて、早く子宮口の開き具合を確認してほしくて「先生次いつ来るんですか…先生まだですか…」とうわごとのように言ってた。「お産が進みそうになったら来ます」と3年目助産師さんに言われて、そりゃいつだよと内心思っていた。

結局夜勤帯に入り、ベテラン助産師さん2人が内診して、子宮口全開大ってことで陣痛の合間にささっと分娩室へ移動。その間も助産師さんが常に膣を押さえてくれるんだけど、夜勤帯の担当者もまだ経験が浅かった?ようで、一瞬手を離した時にベネランさんに怒られてた。
分娩台に乗って色々シート敷いたり足が汚れないようレッグカバー被せたりする時も順番がイマイチだったようで言われてた。
「いきんでいいよー!」「いきむ時言ってくださいねー!」「声出すと空気漏れて勿体ないからいきむ時は息止めて!」といった説明も「あなたが本当はするのよ!」って言われてて、慣れてないんだろうな〜頑張れ&指導しっかりしてるなぁ&ベテランさんがいるの安心だな〜と思ってました(笑)

先生4人(チーム)と助産師さん3,4人介助の中、3,4回のいきみで赤ちゃん👶の頭出た!
「もういきまないでいいよ!」と言われて、事前に赤ちゃんが飛び出しちゃうから頭出たらいきまないよう説明受けてたにも関わらず、いきみたい感じ(たぶん子宮収縮)があっていきみ逃しきれずいきんでしまい、めっちゃ焦らせてしまった💦

1分もしないうちに、赤ちゃん👶はちゃんと産声を上げてくれた。
「おめでとうございますーー!」と言いつつ足早に赤ちゃんを連れ去り処置してくれる助産師さん。
その間に、またベテランさんに指導受けつつ臍帯処置とかをしてくれる助産師さん。
すかさず診察と会陰裂傷処置してくれる先生。
その間に写真や動画撮ってきてくれる主治医や新人先生。小児科医もスタンバってたらしく、扉の向こうで色々やってくれてたっぽい?

たくさんの人の手のおかげで、不安になることなく(そんな暇もなかったけど)無事に出産しました😭✨


6/7のエコーで首に臍帯が一重巻きついてるのわかって、知った時はちょっと不安だったけど、実際に産む時はすっかり忘れてた。

会陰裂傷は第二度。
3-0バイクリル(吸収糸)で縫合。吸収されるまでは1,2ヶ月かかるとのこと。

会陰処置中、点滴漏れてたので左前腕に刺し替えて子宮収縮剤投与継続→当日終了。
助産師さんが身体を拭いてくれて着替え。シャワー浴びられないからありがたかった。

血糖測定は食前3検へ変更。
食後測定なし、インスリン中止。
偶然とはいえ、出産日前日にインスリン追加した内科医のセンスよ…。
15時に分食したのが最後で点滴に糖も入っていないはずなのに、何故か夕食前血糖値152mg/dlと激高🙄
助産師さんも首を傾げてたけど、とりあえず主治医から食べていい許可あったので夕飯完食しました(笑)

食べてる最中に別の助産師さんが赤ちゃんをコットに入れて連れてきてくれて、夕飯後ゆっくり赤ちゃんと触れ合うことができた。部屋に2人きりだったので写真や動画も撮った。それを夫に送ったら感動してくれてた(笑)

妊娠糖尿病妊婦の出産だったので、赤ちゃんは入院扱いとして看るそう。
今回、約2週間の入院、3回の分娩誘発処置、子の入院などなど、分娩費用が一体いくらかかるのか恐ろしい…。

でも安全と安心をお金で買ったと思ったら、まあいいよね、という話を夫としてベッドに入りました。


スピード出産だったため、母体も思ったより消耗が少なくて元気。良かったです🌸


【赤ちゃん】
性別:女の子
体重:2704g
出血量:約500g